伝えたいをカタチに「ART PLANT」


つくる事は知る事。
ラボのディレクター滝本がArt Yardで発行していたフリーマガジンのキャッチコピーです。
多くの音楽・映像・アートに関わる人たちのリアルな声を届ける為に2005年に創刊したインタビューマガジンartyard informer。国内外問わず、多くのミュージシャン・アーティストのみなさんのインタビューを10年程前から届けてきました。
編集部のメンバーも個性派揃いで、実兄でありMV監督・ミュージシャンとして活動する滝本晴雄との兄弟を中心とした制作チームで発行していました。現在は休刊しており、お互い映像やデザイン制作・スペース運営をしています。

アートディレクターや映像監督として様々な制作現場に関わる中、その現場で起こっている事をアーカイブとして残せないだろうかと常に考えてきました。ここ数年はできる限りドキュメントを意識した映像を残すように意識しています。

興味を持つきっかけは多い方が良い。
そう思うのです。

作家さんに興味を持つ。
作品に興味を持つ。
つくる仕事に興味を持つ。

私たちが出来る事からスタートします。
自分たちの事だけでなく、広くモノづくりのシーンで起こっている事を残していきたいなと思い動いています。そのカタチのひとつとして「ART PLANT」というメディアをスタートします。

私たちは制作をベースにART Lab OMMを運営しています。
自身のスキルで出来る事を出来るタイミングで継続していく。
そんなマイペースなアーカイブづくりからスタートさせていきます。

個人的に4歳になる小さい娘がいます。
彼女が大きくなった時に必要かどうかはわかりませんが、何かになりたいと悩んでいる時に選択肢のひとつというか、わかりやすい情報のひとつになれば良いなと思っています。

また、教育機関の中にある美術教育の現場は違った意味で大変です。
時間の無い中、カリキュラムを決定する為に教材研究をしなければいけません。
私たちは常に制作の現場に立っています。
生の教材として情報を共有する事もまた自分たちが出来るアプローチの一つではないかと考えます。

美術だけでなく、様々な分野での現場の情報が共有しやすい時代です。
だから縁があって、タイミングやそのベクトルが合った方々と情報発信出来ればと動いています。

私たちはART Labという名前の通り、研究所というシステムを自分たちの環境に翻訳するとどうなるだろうか?という話をよくします。エンターテイメントのシステムだったら、ミュージシャンだったら、飲食店だったら等など。つくるという軸を大切に何が出来るかを常にチャレンジしていきたいと思っています。

新しい事も大事です。
既存の組み合わせから出来るモノゴトも同じように大切だと思っています。
そして時代によって変化するものと、本質的に変化しないものに興味を持ち続けたいのです。

少しずつ今あるコンテンツをまとめて公開する事と新たに制作し、アーカイブを作っていきます。

「伝えること、はじめます」

水面下で色々とご協力して頂いている皆様、そしてこれから出会う皆様、
興味の先が重なるのであれば、一緒に何かを伝えていければ嬉しいです。
私たちはモノづくりのフェローシップをカタチにしたいと思っています。

2019年9月1 日
代表ディレクター:滝本章雄