アートのある日常プロジェクト
「ART BREAK CAFE」はじまります。
ART Lab OMMではクリエイターや作家が制作した作品をどのように届けるのかを考えています。
展覧会はもちろん、デザイン制作やイベントでのアートワーク起用、ホテルやカフェなどの空間をアートで演出するなど、様々な方法をお仕事として動いています。
作品を買うって何?
さて、作品を購入するっていうと急にハードルが上がりませんか?
なぜでしょう?
憧れの家具を買う、夢のマイカーを買う、こだわりの〇〇を買う、服やバックやアクセサリーも同じで、ちょっと高いけど欲しいっていう感覚は作品に対しても同じ感覚だと思っています。たぶん、若手作家さんの作品や、小作品などはそれらより価格的には全然安かったりする事が多くあります。
楽しく手に入れる時間作り
私たちが今回ラボラトリーではじめるプロジェクトは購入するフローを楽しめないかという所からスタートしています。大阪にも様々なアートスペースが存在します。ART Lab OMMのアートスペース・ショップ「PLANT」もそのひとつです。
ここでは、ワンコインサロン的なアプローチをここ数ヶ月実験的におこなってきました。
ワンコイン=500円で淹れたてのコーヒーを飲みながら作品を観たり、アート・クリエイティブの話をしたり。でも、私たちはカフェ運営をしたいわけではなく、作品や作家が集まってくれた方々に繋がってくれる事が仕事の内容です。
そこでコーヒー1杯が500円ではなく、500円の積立をしてもらおうと考えました。
単純に10回で5,000円が積立金としてストックされます。
言いかえれば作品を購入する為の500円貯金をしている、もしくは500円の10回払いをしている事と同じなのです。
5,000円で購入できる小作品カタログを、プロジェクトに賛同してくれる数名の作家陣で現在制作しています。「普段、コーヒーを注文してただけが、実は作品を購入する積立をしていた」でも面白いんじゃないでしょうか?
私たちがやりたい事は、作品を手にして頂きたいという事。
その出会いをつくりたいと思っています。
そのアプローチのひとつとして「ART BREAK CAFE」プロジェクトを始動させます。
もっと日常にアートを。
アートのある日常を知らない間にプロデュースする。
そんな企画をPLANTに来てくれたお客様と作家・クリエイターと共有したいと思っています。
現在、「ART BREAK CAFE」のご利用スタンプカードと、作品カタログの準備を進めています。
7周年のプロジェクトとしての第一弾となりますので、何か気になった方は是非スタッフまでお声がけ下さい。
進めていく中で色々とアイデアも出てくると思います。皆さんと一緒につくる面白いシステムになればと思います。
ラボラトリーらしい、モノづくりに関わる実験です。
2019年9月1日
代表ディレクター:滝本章雄