2022年2月11日(金・祝)>>>20日(日)
※14・15日休廊
15:00>>20:00
井口舞子・中島尚志 2人展「在る/関係」
作家毎にモチーフとの関係には特別なものがあります。
井口舞子は日常の中に在る希望を見つけ作品を描いています。
希望の象徴として星が描かれるシリーズから、最近では風景の中にある植物の生命力に惹かれ描いている作品、また植物と時間を共有し、時間経過の中で朽ちていく植物との関係性を描いている作品など、大きな物語ではなく、大切な家族、友人、パートナーなどと過ごす日常の時間を描いている様に思えます。
モチーフの一瞬を記録するのではなく、時間によって変化するままを画面の中に収めている作品に出会って頂きたいと思っています。
中島尚志は2016年からビニール袋をモチーフに静物画やイラストを描いています。
ビニール製買い物袋が有料になる前、道端にゴミとして落ちている風景の記憶はまだ新しいのではないでしょうか?日常の中にある便利で必要なものたちですが、大切に扱われない現実がありました。中島はそれらを主役(モチーフ)とし描く事で、そのものが本来持っているだろう個性を探っています。日常の中に在る何にフォーカスするのか?また、そこにも必ず存在する価値を再考するきっかけを制作の中でおこなっています。
出会う事と、出会ってからはじまるその関係。
ふたりの作家が出会った日常の中に在る(在った)モチーフを様々な視点で楽しんで頂きたい展覧会です。
Artist:
井口舞子(Maiko Iguchi)画家/Painter
日常と植物、星を主に描く大阪のペインター。
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中島尚志(Takashi Nakashima)画家/Painter
ビニール袋をモチーフに描く、兵庫県朝来市出身・大阪のペインター。
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